投資の勉強を始めると、早期に出会う投資ワードがあります。
「インデックス投資」と 「投資信託」
インデックス投資も投資信託も初心者向けの投資手法としてあらゆるところで紹介されています。
そこで、初心者はこう思うわけです。
インデックス投資と投資信託ってどう違うの?
そして、その違いについてネットで調べてみるのですが、なかなか検索ヒットしません。
「インデックス投資と投資信託の違い」を検索してもヒットしない理由。
それは
/
両者は比較対象じゃないから!
\
ちょっと何言ってるかわかりません💦
今回は、インデックス投資と投資信託がなぜ比較対象じゃないのか。両者はどういう関係性なのかについて解説したいと思います。
この記事を書いた人
✔ ゆずの木(@shinTFP1)
✔ インデックス投資歴2年目
✔ 含み益6桁
✔ FP3級
投資の勉強始めたばかりの方にとっては、投資の理解がグッと深まる記事になっています。
ぜひ、最後までお付き合いください。
そもそも比較対象ではない
次の画像を見てください。
これは、分散投資ができる投資信託を細分化したイメージ図です。
図を見たらお分かりになると思いますが、インデックス投資は投資信託を構成するものであるため、比較対象になりません。
そもそもの抽象度が異なるわけです。
この抽象度が分かるだけでだいぶモヤモヤが取れるのではないでしょうか。
比べるなら、次の関係になります。
- 「投資信託」と「ETF」
- 「インデックス投資」と「アクティブ投資」
それでは、それぞれの違いを簡単に比較してみましょう。
投資信託とETF
「投資信託」も「ETF」も、大きな意味ではどちらも「投資信託」に分類される株の詰め合わせパックです。
性質の違いがいくつかありますが、大きな違いは「買い方の違い」が挙げられます。
細かい違いもいくつかありますが、ここでは割愛します。
投資信託の特徴
- リアルタイムで購入できない。(申し込み購入)
- 毎月の積み立て購入をするのに向いている。
- 分配金を自動で再投資してくれる。
株価の算出は一日一回。
いくらで買えたかも翌日しか分かりません。
ETFの特徴
- リアルタイムで購入できる。
- 一部の証券会社でのみ積み立て設定が可能だが、リアルタイムで購入できる性質があるため、積み立て購入には向いていない。
- 自分で分配金を再投資しなければいけない。
- 投資信託は積み立て購入向き。
- ETFはスポット購入向き。
✅初心者には、チャートを気にせず淡々と積立てる投資信託がオススメ!
インデックス投資とアクティブ投資
投資信託とETFは大きく買い方に特徴がありますが、商品の中身はインデックスファンドとアクティブファンドに分かれます。
両者のちがいは、その詰め合わされている銘柄のコンセプトに違いがあります。
✔ 平均的なリターンをねらうファンドがインデックスファンド
✔ 平均以上のリターンをねらうファンドがアクティブファンド
※ちなみに、「ファンド」とは「投資信託の商品」のことを意味します。
もう少し詳しく解説します。
インデックス投資
インデックス投資は、市場平均のリターンをねらう投資方法です。
インデックスとは「指数」のことで、世の中の経済の動向を把握するために使われています。
日経平均株価指数は、東証一部上場を代表する225銘柄で算出されますが、この225銘柄がワンパックになっているファンドのことを日経平均に連動するインデックスファンドいいます。
同様に、TOPIXに連動するインデックスファンドやS&P500に連動するインデックスファンドもあります。
このように、特定の株価指数に連動するファンドに投資することを投資信託といいます。
ファンドの中身は指数と同じなので、市場平均のリターンが期待できるわけです。
アクティブ投資
アクティブ投資は、市場平均以上のリターンをねらう投資方法です。
インデックスファンドは特定の指数と同じ銘柄に投資する方法のため、銘柄選びは機械的ですが、それだと成績の悪い銘柄もいくつか組み入れられることになります。
それよりは、リターンの出そうな銘柄ばかり選ぼうぜ!
っていうスタンスのファンドがアクティブファンドになります。
しかし、それだと銘柄選定のための企業分析が必要になります。そのため企業分析等にかかる人件費が発生します。
そのため、アクティブ投資はインデックス投資に比べてコストが高くなる傾向があります。
- インデックスは平均ねらい、アクティブは平均以上ねらい。
- コストが低いのはインデックス。
- 過去の実績がいいのはインデックス。
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※コスト面は全体的な傾向であり、絶対的なものではありません。
オススメの投資方法
まとめると、初心者には、ほったらかしにできる「投資信託×インデックス投資」がオススメです!
詳しくは下記の記事にまとめています。
まとめ
さて、投資の必須ワードである「投資信託」と「インデックス投資」の関係性が理解できたと思います。
両者はどちらも初心者にオススメとして紹介されますが、それぞれ独立した概念ではなく、両方を掛け合わせて投資するというイメージになります。
それでは、参考になったら嬉しいです。
またお会いしましょう。
さいなら~♪
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