「積立NISA」「投資信託」「インデックス投資」ってよく聞くけど、それぞれ、どういう関係性かが分からないな~。
こういう疑問にお答えします。
この記事を書いた人
✔ ゆずの木(@shinTFP1)
✔ インデックス投資歴2年目
✔ 含み益6桁
✔ FP3級
投資を始めようと思って、ちょこっと調べてみたときにこういう文章に出会ったことはありませんか?
投資初心者にオススメの投資は、インデックス投資に連動する投資信託を買うことです。非課税になるので積立NISAを活用しましょう。また、コストをおさえるためにも証券口座はネット証券で開設しましょう。
おえっ!!
何だこの専門用語の連続パンチは!?
入り口から難しいではないかい!!
確かに、上記で示されている投資方法は投資初心者にとって最適解になり得る投資方法です。
でも、初心者って、本当に右も左も分からない状態なんですよね。
だから上記の様な説明は意味不明。
「積立NISA」「インデックス投資」「投資信託」・・・
これらのワードの解説はGoogle様で検索すると意味を調べることができます。そこでなんとなく分かったつもりでも、先ほどの文章に戻ると、また返り討ちに遭ってしまいます。
それぞれのワードの抽象度や関係性の理解が難しいんですよね。
ぼくも最初はここで苦労した~
今回は、同じ悩みを経験した私が、先ほどの文章を小学生にも分かるように解説します。
激安スーパーで激安弁当を買うイメージ
もう一度、冒頭の文章を確認します。
投資初心者にオススメの投資は、インデックス投資に連動する投資信託を買うことです。非課税になるので積立NISAを活用しましょう。また、コストをおさえるためにも証券口座はネット証券で開設しましょう。
この文章を、スーパーでお弁当を買うイメージで、それぞれ専門用語を次のように置き換えて説明します。
証券口座 ⇒ お店
投資信託 ⇒ お弁当(商品)
インデックスファンド ⇒ お弁当の中身
積立NISA ⇒ 買い物カゴ
①スーパー選び(証券口座)
まずはスーパー(証券口座)選びです。
スーパーは、銀行や証券会社ではなく、『Amazon GO』のような、無人レジのお店を選びましょう。
それがネット証券です。
人件費がかからないので、手数料が安くで済みます。
特に、楽天証券やSBI証券などのネット証券が代表的で、購入手数料が無料となっています。
投資商品は、証券口座を持っていないと購入することができないんだ。
②買い物カゴ(積立NISA)
投資で利益を上げた時には、その利益は所得と見なされ税金が発生するのはご存じですか。
具体的には、利益の約20%を税金として納めなければなりません。
しかし、この「NISA」という買い物カゴを使うと非課税になります。
このNISAは、政府が用意した非課税制度です。
現代は政府も投資を後押しする時代です。
少しでも多くの人に投資で資産形成してもらうためにこういう制度を用意したのです。
魔法のような買い物カゴやないかい!
そう!
初心者だけでなく、投資家はみんな使ってるよ。
ちなみに、「NISA」は、「一般NISA」と「積立NISA」に分類することができますが、ここでは両者の違いについての説明は割愛します。
ただし、当ブログサイトとしては、株の知識が乏しくても、時間を味方につけて長期で利益を上げることを目的とする積立NISAを推奨しています。
③お弁当(投資信託)
さて、お弁当(投資信託)を選ばなくてはなりません。
投資信託とは、たくさんの会社が詰め合わせになっている商品のことをいいます。
投資の鉄則は「分散」です。
単品でおにぎりだけを買うのではなく(個別投資)、投資信託のような野菜やお肉などがバランス良く詰め合わせになっている弁当を買うイメージです。
そうすることで、例え、株価が下がる会社があったとしても他の多くの会社の株価が上がればトータルでプラスになるわけです。
④お弁当の中身(インデックス)
さて、ここで大事なのがお弁当の中身になります。
投資信託(詰め合わせお弁当の中身)は、大きく次の2つに分けられます。
・インデックスファンド・・・市場平均的なリターンをねらえる会社の詰め合わせ
・アクティブファンド・・・市場平均以上のリターンをねらう会社の詰め合わせ
それなら、よりリターンのねらえるアクティブファンドがよくね?
そう考えてしまうのも無理はないけど、オススメはインデックスファンドです。
まず、前提として、インデックスファンドもアクティブファンドも、どちらもプロが会社を選んで詰め合わせてくれる投資商品です。
初心者にとってこれはありがたい。
しかし、その会社の選び方で投資スタンスが変わってきます。
インデックスファンドのお弁当の中身は、経済成長と同じ動きをするように選ばれています。
つまり、アメリカのインデックスファンドを購入した場合、アメリカの経済が成長すれば、購入したインデックスファンドの株価も上がるわけです。
このように、インデックスファンドの中身は、経済成長と同じになるように機械的に選んでいるので、会社選びに人件費がかかりません。
少ないコストで経済市場の平均的なリターンが出る仕組みです。
一方、アクティブファンドは、よりリターンを出せそうな会社ばかりを選んでいます。
なので、企業分析等に人件費がかかっています。
その分リターンを出せれば良いのですが、おもしろいことに、リターンはインデックスファンドに負けることが多いというデータがでているのです。
欲張りは失敗するようです。
インデックスファンド
【テキトー詰め合わせ弁当】
①会社は機械的に選出
②コストがかからない
③市場平均的なリターンをねらう
④経済全体が成長すればよい
アクティブファンド
【こだわり詰め合わせ弁当】
①会社は分析して選出
②コストがかかる
③以上平均以上のリターンをねらう
④インデックスより成績は良くない
まとめ
ここまでを整理しましょう。
- 投資初心者は、人件費のかからないネット証券というお店を利用しましょう。
- そして、税金がかからない積立NISAという買い物カゴを使います。
- リスクを分散させるために、投資商品は、詰め合わせパックになっている投資信託を買いましょう。
- 投資信託の中身は、低コストで市場平均的なリターンがねらえるインデックスファンドに連動した中身を選びましょう。
今回は、「積立NISAを活用してインデックスに連動する投資信託を買う」意味について説明しました。
投資の基礎知識がほとんどない人にも伝わりやすいようにしたため、結構、端折った解説になっています。
極端な表現もあるかもしれませんが、ご了承下さいまし。
しかし、投資の入り口として、この基本が分かっていないことには先に進めないと思います。
今回の説明がみなさんの投資デビューのきっかけになってくれたら嬉しいです。
さいなら~♪
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