インデックス投資とアクティブ投資の違いを初心者向けにていねいに解説

投資
困っている人
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インデックス投資とアクティブ投資の違いって何だろう。

困っている人
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初心者でもできる投資が知りたいわ。

こんな悩みにお答えします。

この記事はこんな人向け

☑インデックス投資とアクティブ投資の違いが分からない
☑資産運用(投資)を始めたい

この記事でわかること

✅インデックス投資とアクティブ投資の違いが分かる
✅投資初心者向けの考え方が分かる

ゆずの木
ゆずの木

この記事を書いた人

✔ ゆずの木(@shinTFP1
✔ 小学校教員 
✔ インデックス投資歴2年目
✔ 含み益6桁
✔ FP3級

私は2019年の秋頃から投資の勉強を始めて、2020年の4月に運用を開始しました。

初めの頃は投資の専門用語が分からなくて、理解が進みませんでした。

特に困ったのは専門用語の説明のために専門用語が出てくること。

そして、出てきた用語たちの関係性や構造性が掴みにくかったこと(^^;)

しかし、それでも勉強を続けた結果、何とか理解できるようになりました!

そこで、今回はあの頃の私と同じように悩んでいる人に向けて「インデックス投資」と「アクティブ投資」について、小学生にでも分かるように説明します。

コロナ禍の中で資産運用を始める人が増えてきているようですが、この記事を読むことで一歩踏み出せる知識を獲得することができると思います。

それではよろしくお願いします。

シーサー
シーサー

分かりやすくたのむで~

本記事に登場する用語たち

投資のスタンス 株価指数 商品名(ファンド)

インデックス投資

アクティブ投資

日経平均株価
TOPIX
S&P500指数
NYダウ

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・SBI・バンガード・S&P500
・VOO
・SPY  など

インデックス投資とアクティブ投資の違いをざっくりと

インデックス投資とアクティブ投資の共通点

まず、インデックス投資とアクティブ投資の共通点を確認します。

それは、「どちらも個別投資ではなく、分散投資」であることです。

分散投資とは、複数の銘柄に投資をすることです。

インデックス投資も、アクティブ投資も、複数の銘柄に投資をするという点では共通しています。

インデックス投資とアクティブ投資のちがい

次に、インデックス投資とアクティブ投資の違いを確認します。

☑インデックス投資は、市場平均的なリターンを狙いにいく投資スタンスのこと。

☑アクティブ投資は、市場平均以上のリターンを狙いにいく投資スタンスのこと。

ここで、「市場平均」が1つのキーワードになりますが、この市場平均を捉えるためには「指数」という言葉を知る必要があります。

次章でこの「指数」について解説した後に、改めてインデックス投資とアクティブ投資のちがいについて言及していきます。

指数とは

指数とは

指数とは、ざっくり言うと、世の中の景気や経済の状況を把握するための数字のことを言います。

先述したように、インデックス投資もアクティブ投資も分散投資であり、1つの投資商品の中に複数の銘柄が詰め合わせパックのようになっています。

そこで、銘柄全体で今の株価はこれぐらいだよ。と数字で表したものが「指数」になります。

代表的な指数

代表的な指数を例示します。皆さん聞いたことのある言葉ばかりだと思います。

日本の代表的な株価指数

日経平均株価(東証一部上場を代表する225銘柄で算出された株価)
TOPIX(東証一部上場の約2000社すべての銘柄で算出された株価)

アメリカの代表的な株価指数

S&P500指数(米国の大企業500銘柄で算出された株価)
NYダウ(NY証券所で取引されている代表30銘柄で算出された株価)

ニュースではよく見るけど、意味はよく分からないという人もいるのではないでしょうか。

日本の代表的な株価指数である、「日経平均株価」と「TOPIX」についてもう少し深掘りします。

日経平均株価とは、東証第一部に上場している約2000の銘柄のうち、日本経済新聞社が選んだ225社の1株あたりの価格の平均のことを言います。

日経平均株価指数は、1株あたりの価格平均で算出

TOPIXとは、東証第一部上場株の約2000銘柄の時価総額の合計のことです。TOPIXの時価総額の合計は、1968年1月4日での合計を100(基準値)とし、現在の数値を算出しています。

TOPIXの指数は、ある時点の合計を基準値とし、現在の数値を算出

NYダウやS&P500も本質的には同じで、経済全体の動向を掴むための指数です。

インデックス投資とアクティブ投資の違いをていねいに

インデックスファンドの特徴

インデックス投資とアクティブ投資はどちらも銘柄の詰め合わせパックであることは解説してきました。

大きな違いは詰め合わせの中身です

インデックスファンド(ファンド=投資商品)の構成銘柄は、指数そのものです。

例えば、日経平均株価に連動したインデックスファンドには、日経平均株価指数を算出する際に使われている225社がまるっと詰め合わされています。

同様に、TOPIXに連動したインデックスファンドには、TOPIXを算出する際に使われている約2000社がまるっと詰め合わされています。

ゆずの木
ゆずの木

もし、ニュースで「今日の日経平均株価は上昇しました」という報道があった場合、日経平均株価に連動した投資商品も値上がりすることになります。

インデックスファンドの構成銘柄は指数と同じになるように機械的に選んでいるため、中には成績の悪い銘柄も出てきます。

ただ、「機械的に選ぶ」からこそ、銘柄選定にかかる人件費が発生せず、投資家にとってのコストも低くて済みます。

また、いくつか成績の悪い銘柄があったとしても、経済全体が成長していくならインデックスファンドも全体的にはパフォーマンスを上げていくよね。というのが根本的な考え方で、これが「市場平均のリターンをねらう」という意味になります。

アクティブファンドの特徴

一方、アクティブファンドは
「足を引っ張りそうな銘柄は外してイケイケの銘柄だけで詰め合わせパックを作ろうぜ」
っていうスタンスのファンドです。

そうなると、企業分析等が必要になってくるのでインデックスファンドに比べるとコストも割高になってきます。

初心者はまずはインデックス投資

初心者はまずはインデックス投資

シーサー
シーサー

結局、インデックス投資とアクティブ投資はどっちがええの?

これから投資を始めるという人にまずオススメするのはインデックス投資になります。

実は、アクティブ投資は「平均以上のリターンをねらう」という聞こえのいい投資スタンスですが、実際、過去の実績を見るとインデックス投資の方がリターンがいい傾向があるのです。

また、アクティブファンドに投資をする際にもそれぞれのファンドの特徴を見極めていくのは投資初心者にとっては難しいと思います。

それよりは、経済全体にまるっと投資するインデックスファンドに投資をした方がより低リスクで安定したパフォーマンスも期待できます。

王道のインデックスファンド

シーサー
シーサー

わかった。じゃあ、どの指数に連動するファンドに投資した方がいいん?日経平均株価?TOPIX?

日本の指数ではなく、アメリカのS&P500指数に連動するインデックスファンドがオススメです。

日本は「失われた30年」と言われるほど、株価が低調な時代が続きました。

出所:マネープラス

このグラフを見ても一目瞭然ですね。

仮に1990年にTOPIXとS&P500に投資した場合、現在では約10倍の差が開いたことになります。

この差はこれからも開いていくことが予想されています。

S&P500指数に連動したファンド

【投資信託だと】
・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・SBI・バンガード・S&P500 など

【ETFだと】
・VOO
・SPY  など

全世界株式ファンドもあり

全世界の株式にまるっと投資する「 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」や「VT」などもありだと思います。

現在の株価情勢はアメリカ1強状態で、全世界株式ファンドを購入しても構成銘柄の約半数は米国株式ですし、米国が衰退したとしても、このファンドなら心配しなくていいからです。

慣れたらアクティブ投資も悪くない

ただ、アクティブ投資がインデックス投資よりパフォーマンスが低い傾向にあるといっても、中にはインデックスファンドと同様か、またはそれ以上のリターンが期待できるアクティブファンドがあるのも事実です。

経費率が低く配当金もゲットできるアクティブファンド

☑SPYD
☑HDV
☑VYM

これらのファンドは、株価の上昇と配当金のどちらも期待できる米国アクティブファンドです。アクティブファンドの中では経費率も低く、投資家たちの間でも人気のあるファンドになっています。

ですので、インデックスファンドに慣れてきたらアクティブファンドへの投資もアリだと思います。

ゆずの木
ゆずの木

アクティブ投資をする際には、ファンドについて自分で調べて判断してね。

まとめ

ここで、もう一度インデックスファンドとアクティブファンドのおさらいをします。

  インデックスファンド アクティブファンド
運用目標 市場平均に連動 市場平均を上回る
構成銘柄 指数と同じ 企業分析等を通じて選定
コスト 安い 高い
おすすめファンド

・eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
・SBI・バンガード・S&P500
・VOO
・SPY  など

・SPYD
・HDV
・VYM  など

過去の実績としては企業分析をしたアクティブ投資よりも機械的に銘柄を選んだインデックス投資の方がパフォーマンスが良かったこともあり、これから投資を始める人にとっては、まずはインデックス投資から始めた方が無難といえるでしょう。

ただ、アクティブファンドの中にも優良ファンドがあるのも事実なので、インデックス投資に慣れてきた頃に余剰資金がまだあるのならアクティブファンドという選択肢もありかもしれません。

以上、参考になったら嬉しいです。

シーサー
シーサー

さいなら~♪

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