頭金はいくら入れようか。
毎月の返済額が心配だわ。
こういう悩みにお答えします。
この記事を書いた人
✔ ゆずの木(@shinTFP1)
✔ 小学校教師10年目
✔ FP3級
✔ 2022年より住宅ローン開始
✔ 頭金なし
住宅を購入する際に頭を悩
ませるのが住宅ローンをどう組むか。
人生で一番大きな買い物ですからね。とても慎重になると思います。
私もこれから住宅ローンの返済が始まるのですが、色々調べた結果、
”頭金は入れない”
ことにしました。
親には理解してもらえなかったですけどねw
おそらく、これまでは頭金をできるだけ入れて、返済利息を少しでも減らす返済方法が主流だったと思います。私が親に理解してもらえなかったのも当然かもしれません。
私が頭金を入れないのは、最短で返済することが目的です。
本記事では、なぜ頭金を入れない方が最短返済につながるのかについて解説していきます。
本記事を読んでいただければ、経済合理的に住宅ローンを組むことができます。
ぜひ、最後までお付き合いください。
頭金を入れない4つの理由
①住宅ローン控除を最大活用するため
私が頭金を入れない一つ目の理由は、「住宅ローン控除」を最大限活用することです。
住宅ローン控除とは、個人が住宅ローンを利用してマイホームを購入したりリフォームをしたりする際に、一定の要件を満たした場合に所得税や住民税が控除される(引かれる所得税が少なくなる)制度です。
どれくらい控除されるの?
住宅ローン控除の適用条件は、りそな銀行のホームページが分かりやすかったのでこちらをご覧下さい。
例えば、今年の年末にローン残債が4,000万円あるとすると、来年40万円の税金が控除として還付されます。
40万円のお得ってことです♪
しかし、頭金を先にたくさん入れてしまうとその分ローン残債が少なくなるので、控除額も小さくなってしまいます。
ですので、私は頭金を入れずに残債を多い状態にしておいて住宅ローン控除を最大限活用したいと考えています。
②キャッシュを厚くするため
二つ目の理由は、「キャッシュを厚くする」ためです。
住宅ローンによって破産する原因の1つに「手持ちのキャッシュが少なくて立ちゆかなくなること」が挙げられます。
無理して頭金を入れると、手持ちのキャッシュが少なくなってしまいます。
キャッシュが少ないと、何かあったときに対応ができなくなる可能性がありますし、何しろ心のゆとりがなくなります。
幸福を得るためにマイホームを買ったはずが、そのせいで心のゆとりがなくなるのであれば、それは本末転倒です。
この後にも述べますが、キャッシュを厚くして投資をすることでさらに資産を増やすこともねらいの1つです。
③厚くしたキャッシュを運用に回す
三つ目の理由は、「厚くしたキャッシュを運用に回す」ためです。
キャッシュを資産運用に回すことができれば、お金が住宅ローン返済のために働いてくれます。
例えば、500万円を頭金ではなく資産運用に回すとします。
年利7%で20年間運用したとすると、次のようなシミュレーションができます。
500万円が働いて約2,000万円にまで増やしてくれます。
仮に、毎月3万円積み立て投資をするとさらにパワーアップしますよ。
なんと、約3,500万円!!
ってことで、住宅ローンの頭金で500万円払うよりは、資産運用に回して後ろで返済した方がコスパが良いんです。
また、そのためには、月々の返済額を少なく、返済期間を長くした方が良いです。
なぜなら、月々の返済額を少なくすることで運用に回せるお金も準備できるからです。
このシミュレーションはアセットマネジメントoneのサイトでできますので、興味のある方は試算してみてください。
資産運用や投資について良く分からない人は、下記の記事も参考にしてください。
④住宅ローン金利が低いから
頭金を入れずに投資の軍資金にする戦略が取れるのは、今は住宅ローンの金利が低いからです。
変動金利だと1%未満でローンが組めることも珍しくありません。
ネット銀行だと0.5%を下回る金利を見かけることもあります。
私の親のときには5%~6%ぐらいの金利はあったようで、
毎月、利息ばっかり払って、元本はちっとも減らなかったわ。
となげいていました。
ですので、一昔前は利息を少しでも減らすために頭金を入金するのは必須戦略だった訳です。
返済シミュレーション
私は35年の住宅ローンを組んでいますが、ざっくりシミュレーションでは20年以内で返済できると考えています。
その理由は以下の通りです。
☑現在、投資信託で毎月33,000円を積み立てており、20年後には約1,700万円になる予定。
☑投資信託以外にもチョコチョコ投資をしており、ウン百万にはなる予定。
☑20年後には残債が約1,800万円になっている。
もちろん、これはシミュレーション上の話で、投資の結果がこの通りにいく保障はありません。
しかし、個人的にはそれなりに資産を増やしてくれると考えているので、上記のシミュレーションはほぼズレることなく返済できると思っています。
まとめ
以上、最短で住宅ローンを返済するために頭金を入れない4つの理由について解説しました。
住宅の購入は人生で一番の大きな買い物です。
だからこそ、住宅ローンで失敗して破綻することのないように、合理的に、そして戦略的に住宅ローンを組みたいと考えています。
以上、参考になったら嬉しいです。
住宅購入に際しては、「ミニマリズム」の概念も非常におすすめの考え方です。「ミニマリスト」について執筆した記事もありますので、ぜひあわせて読んでみてください。
さいなら~♪
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